たたみみをもらいに畳屋さんへ行こう!

I love たたみみ♡

文:山本しのぶ

取材などを通して、畳屋さんとのつながりが深まってきたDEMOくらし編集部。畳の可能性の広がりを感じる日々です。そんなDEMOくらし編集部が打ち合わせのために、とある畳屋さんに伺っていたときのこと。ある飾りが目に留まりました。

「あれをちょっとしたプレゼントとして渡せたら、とってもよくない!?」と、ひとりのメンバーが言い出しました。すると、みな口々に、「あれ、素敵だと思ってた!」「うん、あれ、家に飾ってあったらめっちゃおしゃれ」「あれ、もらえたら嬉しい!!」と大盛り上がり。

すると、畳屋さんからは、「え!? あれ、余り物で簡単に作れますよー。 材料いっくらでもあるんで」とのお言葉が。

「もらえるんですか、ゴザ!?」(※1)に続く(?)第二弾。「えっ、あれって作れるんですか!? しかも、余り物で!? 簡単に!?」な反応の私たち。その反応にびっくりな畳屋さんとピソコモドの藤さん。

ところで、さんざん「あれ」と呼んでいる、その「あれ」とは……。

これです!!

「畳の耳でできてるんです。くるくるっと巻けば簡単にできますよ」と畳屋さん。「畳を作るときにできる切れ端です。畳屋はみんな耳って呼んでると思いますよ。どこでも、言ったらくれると思います」

さも当然な様子でお話しくださる畳屋さんと藤さん。畳の耳をいただいて、くるくるっと巻けば「あれ」が作れるのですね! という私たちの言葉に、「じゃあ、作ってみます?」と畳屋さん。さっそく、畳の耳が入った箱を持ってきてくださいました。そのなかには、長さや色合いもそれぞれな、畳表の端っこがたくさん。畳を作る際に余った切れ端が入っていました。

「好きなだけ使っていいですよ」のお言葉に甘えて、それぞれ、じぶん好みの耳を選んでくるくるっ。輪ゴムで根元を止めるとあっという間に完成です。巻き方や表裏の使い方で、表情も変わっておもしろい。

フォルムも茶せんやお正月の門松を彷彿とさせて「和モダン」な雰囲気。しかも、天然素材のい草でできてるから、お部屋のなかにちょっとした「グリーン」の要素も入れられる。い草の消臭効果もあるから、「リビングだけじゃなくて、玄関やトイレにもいいかも」「靴箱に入れちゃうとか」「ブーツの中にも入っちゃう!?」とアイデアもたくさん出てきます。

「ところで、これ、なんて呼んだらいいですか?」と尋ねてみましたが、「いやー、名前はないですね」とのお返事。だったら、つけちゃおう! と、私たちがつけた名前は……。

「たたみみ」です!

これならかわいいし、分かりやすい! と大満足で打ち合わせ(?)を終えた私たち。すっかり時間オーバーしてお邪魔してしまいました。わが家では、夫からも「おっ、めっちゃかっこいいやん。どうしたん、これ?」と大好評。リビングとトイレでたたみみ活躍中です!


今回の出来事をきっかけに近所の畳屋さんを見てみると、あるお店では「ご自由にどうぞ」と余りを配っていたり、また別のお店では「はんぱ 300円~」と、小さなサイズのござを売っていたり。

いきなり畳を入れるのは難しくても、ちょっと試したり、畳屋さんを覗いてみたりから始めて、畳を感じる生活ってできるのかも、畳屋さんとつながるって意外にハードル高くないのかも、と思うようになったのでした。

(※1)もらえるんですか、ゴザ!?(リンク

執筆者プロフィール

山本しのぶ(神戸市在住・1982年生まれ)
山本しのぶ(神戸市在住・1982年生まれ)
夫と二人暮らし。作業療法士の資格を持ち、その人らしい暮らしや生き方をサポートをしていきたいと考えている。普段はのんびりしているが、気になることにはどんどん突っ込んでいく。食べることや手仕事をすること、旅行に行くことが好き。