畳屋さんとつくるわたしの暮らし

世界でたったひとつの畳ができちゃった!

文:山本しのぶ

プロローグ このままだと夫婦の危機!?

えいやっと新築で買ったマンションは、オールフローリングで断熱材入り。快適さには申し分ない。リビングはじゅうたんとソファとミニテーブルとテレビ。定番のくつろぎアイテムが並んでいる。

でも、実は気になっている。
ここに越してから、夫がリビングで過ごす時間少なくない? 夫婦の距離感遠くない? もしかして、ちょっと過ごしづらい? 引っ越して約2年。そんな疑問が頭に浮かぶようになった。

ダイニングでの夕食のあと、わたしはリビングのソファにもたれてテレビや読書。夫はそのまま晩酌の続き。会話はしつつも、ダイニングとリビングというちょっとした、でも確実なその距離感。ひとしきり飲んで気分がよくなったら、自室にこもってしまう夫。うーん、このままじゃ、寂しい!

じゃあ、いっそのこと、リビングに畳を置いてちゃぶ台でごはんにしたら夫婦の距離縮まるんじゃない? というアイデアがふとやってきた。思いついてしまったら、とってもいいアイデアに思える! リビングに畳とちゃぶ台があったら、そこでごはん食べて、食後はそのまま、夫は晩酌、わたしはのんびり。二人で顔を見合わせながらおしゃべりできて、夫婦の距離感縮まりそう。なにより畳は気持ちいい。そのままごろごろしても大丈夫! いいやん、いいやん。住み心地にこだわる夫に提案してみたら、思った以上にいい反応。リサイクルござ(※1)やたたみみ(※2)、い草枕(※3)で、い草の心地よさはからだで知ってる。とんとん拍子に、話は進んだ。

えっと、でも、リビングに置ける畳ってそもそもあるん? あったとしてどんなもの? サイズとか重さとかどうなんだろ? 「置き畳」という名前を聞くことはあっても、実物を見ることはなかなかない。「いざ、購入!」と思っても、次の一手が分からなかった。

ホームセンターやインターネットで見てみるけれど、いまいちピンとこない。これは、畳屋さんに聞いてみるのが一番だねとなり、DEMOくらしを通して知り合った畳屋さんにご相談することになった。

(つづく)

(※1)もらえるんですか、ゴザ!?(リンク
(※2)たたみみをもらいに畳屋さんに行こう! I love たたみみ♡ (リンク
(※3)「お父さんの枕」臭い壊滅大作戦!(リンク

執筆者プロフィール

山本しのぶ(神戸市在住・1982年生まれ)
山本しのぶ(神戸市在住・1982年生まれ)
夫と二人暮らし。作業療法士の資格を持ち、その人らしい暮らしや生き方をサポートをしていきたいと考えている。普段はのんびりしているが、気になることにはどんどん突っ込んでいく。食べることや手仕事をすること、旅行に行くことが好き。