【有象無象】~byマミーアントワネット~


【有相無相】とは…現象と心理、姿や形をもつものともたないもの全てを意味する言葉です。
このコーナーでは様々な方に自身と畳の関係について語っていただきます。

今回、寄稿いただいたのはインスタグラムで、ミニチュアの世界のウルちゃんを見守り、紹介しているマミーアントワネットさんです。

ミニチュア世界のウルトラマン。
その日常を隠し撮りしています。


このウルちゃんは実物の大きさの1/10ほどの住まいで暮らしてます。
当然畳も縮小されてます。お人形の台座に使われてるような一般の畳は通常サイズを小さくカットしたのがほとんどなので尺が合いません。ミニチュア用のはプラスチック製なので滑ってフィギュアを立たせたりが難しいのです。

で、「こんなんじゃヤダ」と大きな目で訴えられて自作したのがゴザを使った畳でした。

目の間隔が狭い子供用の寝ゴザを押入れから引っ張り出し、きれいな部分を切り取って みっしりとした畳の雰囲気が出るように指と爪で根気強く隙間を詰めていきました。縁に見える青いラインは元々のデザインで等間隔で差し色としてい草数本が入ってました。目を詰めていく段階で色のついたい草を引き抜き畳の幅に見合う部分を残し『遠目から見たらミニチュアの畳』が完成します。

こうしてウルちゃんがこの世界に住む拠点となる和室ができて日々の暮らしを皆さんにお伝えできるようになりました。

この畳は丈夫ですが同時に作成した部屋が段ボール製で欠陥住宅はなはだしく名残惜しくはありましたが新たな新居を構え畳も新しくなりました。
こちらはれっきとしたドールハウスで畳はボード製。表面は紙に印刷されたものですが縮図は完璧です。畳特有の風合いや暖かさには欠けますが凹凸がないので小物を置いたりフィギュアが立たせやすいメリットがあります。出回ってるミニチュア用の畳では紙に印刷されたのが見た目も使い勝手もコスパもいいですね。季節で若干反りが出るのと光沢があるのが解消されればみんなが喜びます。

今でも手作り畳を使って撮影する事がありますが本物のい草を使った使い勝手のいいミニチュア用があればいいのにねとウルちゃんと畳の部屋でお茶をしながら話してます。

【マミーアントワネット】
ミニチュアの世界に暮らすウルトラマン一家のドメスティックな一面を独自の目線でドラマチックに切り抜き、インスタグラムで紹介。登場人物達の顔は不思議と表情豊かに見える。2019年1月現在のフォロワー数は2.4万人。共感と笑いで、見る人の心をわしづかみにする彼女のセンスとウルトラマン愛は、森の奥にある誰も知らない泉の如く、静かに溢れ出しているようだ。
※右の写真は、本物の畳を使用したもの。
@mamiiantowantto

執筆者プロフィール

やすかわのりこ(三木市在住・1973年生まれ)
やすかわのりこ(三木市在住・1973年生まれ)
趣味も特技も特になし。そんな私も20代は「歌で飯食う!」って決めてました。ライブ明けの帰り道、都会のネオンを見送りながら、「脱・田舎!」と心に誓い、ソフトな家出から大阪に流れ着きました。音信不通だったためフラリと実家に立ち寄ると、あるはずの自宅はなく、足元に広がった更地に言葉もなく立ち尽くす。なんてこともありました。笑