文:原かおる
書道の作品展に夫が誘ってくれた。
会場は会館でもギャラリーでもない日本家屋。
聞くところによると歴史のある建物らしい。
「お邪魔します」と、思わずいいそうになって玄関で靴を脱いだ。
廊下を歩いていくと畳の部屋に展示してある作品に目が留まった。
立って見ているとなんだか落ち着かない。
誰もいないから座って見ると、こっちの方が落ち着く。
作品を見ていると。
障子から自然の光がやさしく照らしている。
襖は暖かく見守っている。
大きな紙に大きな筆で書かれた文字。
同じ線が二度と書けない文字には嘘がない。
畳の部屋の作品は額縁に入った絵画ではない。
会場:
国登録有形文化財 春陽荘
[所在地]兵庫県洲本市宇山2丁目5-4
[TEL]0799-20-1729 京都平日受付:075-204-8965
[ホームページ]https://shunyoso.jp/
国登録有形文化財 春陽荘
[所在地]兵庫県洲本市宇山2丁目5-4
[TEL]0799-20-1729 京都平日受付:075-204-8965
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