下戸から眺める飲めるひとたちの摩訶不思議な世界…
アズミ:酔っ払って同じことを言う。
カオル:その日にも言うてるし、また違う日にも言うてる。聞いたって思いながら、わかる〜って聞き流してるね。
アズミ:あとこれ言われません?飲めないなんて人生損してるよ!!
リエ・カオル:言われる、言われる。
アズミ:これ、絶対言われるよね。何回も言われる。
カオル:お酒飲む人は、泣き上戸とか笑い上戸とかあるけどさ、それは下戸にはないやん。
アズミ:なんか隙がないよね、飲まないわたしたち。飲んでる子ってさ「あ〜、酔っちゃった〜」(しなだれかかり、甘えるそぶり)って、すごい甘え上手なわけ。解放されてる〜、可愛くなってる〜って思うんだけど、全然(下戸は)隙がない。シャキーンとしてるもん。
カオル:お酒が強すぎる女子みたいに…。
アズミ:お酒の場で、かわいく勢いにまかせて甘えるみたいな。かわいくなったりするやん。
リエ・カオル:うん、かわいい。
アズミ:女の子から見てもかわいいもんね。なんか舌ったらずになってさ〜「あかん〜」みたいな。あれ、男子やったら「おお〜、大丈夫か〜」になるで。「泊まりに来る?」みたいな。
カオル:ふつうに帰れる。
リエ:ちょっと送っていくし。電車で帰れるもんね。構ってもらえないっていうかね。
カメラマン:それは若い時特有かもしれません。
アズミ:そうね、心配もしてもらえないし。まだモテたい世代の時ね。なんかみんなカップルになったり、消えてったりしている中、シラフで帰ってる。
リエ:ひとり送り、ふたり送り、、、。
酔っ払いの七不思議と時々心配の狭間で
アズミ:酔っ払っているひとは見てておもしろい!!なんかね〜、みんな、タガがはずれてる。
リエ:そうよね。
カオル:あと酔ってるひとが忘れてるのに、帰れてる謎。家に何故帰れてるのかがわからん。
アズミ:気づいたら家で寝てたとか。どういうこと?意識がないとか、記憶がないとか経験がないからどういうこと?
カオル:その間に電車とかやったら改札通ってとか、そこで降りて、そこから家までとか歩いて帰らなあかんのに、それを全部覚えてないって言うからどういうこと?
アズミ:2時くらいから記憶がないとか、何時くらいから記憶がないってよく言うよね。
リエ:気づいたら玄関で寝てたっとかよく言う。
アズミ:家の前の通りで(前かがみで頭をつけて折りたたんでるようなポーズ)こうやって寝てた人いてさ、まだ若かったからさ、父親に電話して「どうしたらいい?」って聞いたら「起こしてあげなさい」って。「あなた、危ないですよ」って起こしたことがあって〜。夜だしさ見えなかったら(車に)はねられちゃうじゃん。
カオル:ガードレールで寝てたり。
アズミ・リエ:いたいた、よくいた。
アズミ:終電なのに、乗り過ごしちゃって最後の駅にいっちゃって泊まったとかね。
リエ:友達1回べろんべろんに酔っ払って、よせばいいのに新快速乗って、滋賀県まで行っちゃって。得体の知れないとこ降りて「ここどこ?」みたいな。翌日東北出張やったから帰って来ないと仕方なくタクシーで飛ばして帰ったらしい。
アズミ・カオル:まじで〜。
カオル:お酒飲む人って、めっちゃお金あるんかなって思ってしまう。タクシーとか乗るし、それプラスお酒代はあるからさ。
アズミ:すごい使ってるよね〜。下戸はすごい節約してる気がするけどね。
リエ:(電車の)車庫まで行ったとか。ホテル泊まったりとかね。
カメラマン:ちなみにうちの父は、大阪で飲んで岡本(神戸市東灘区在住)なんで、摂津本山を通過して西明石まで行きリターンで京都まで行き、最後西明石着いて起こされ、タクシーで帰ってきた。
アズミ:そこ、魔の、魔の路線だね。よう帰ってきたね。
リエ:その点、阪急路線はなんて幸せなんだろう。失敗したって梅田から神戸三宮止まり。
アズミ:日本って治安いいね。
カメラマン:寝てたら誰も起こさないから。
カオル:起こさん、見守るもん、そっと。がんばって起きてねって。
アズミ:それでもまだ飲むっていうね。楽しそうやなって思う。
リエ:そんな数々の失敗をしてもまだ飲むってね。
お酒と食の不思議な関係に憧れて
アズミ:あまり行かんけどフレンチは何飲む?飲む人は絶対ワインとかだよね。じゃあ、わたしぶどうジュースとかにしよかな。
リエ:わたしは炭酸水かな、しゅわしゅわするので。業界に勤めてたくせにね、“マリアージュ”とかの言葉(の真意)がわからん。
アズミ:全然わからん。合わせとか混合みたいなこと?これがこれに合うっていうやつ、赤ワインには肉。このワインには肉が合うとかね。両方ともおいしくなる?お酒も料理も?
カメラマン:合わなかったら、まずい!例えば、お刺身食べてる時に、(合わない)ワインとか飲んだりするとすっごくあとが生臭くなる。日本酒飲んだらそれがすぐに消えたり。
全員:へぇ〜〜〜、わからん。
アズミ:このオレンジジュースと刺身が合わないってことみたいなもんやね。
カメラマン:そうそう、それそれ。
アズミ:刺身に合うソフトドリンクって何かしら?緑茶みたいなもんかな。そういう感じで引き立て合うってみたいな。それ、永久にわからないわ。残念…。
リエ:わたし、(記事に)“ファンタジー”って書いてたもん。あと “絶妙なハーモニー”とか。
アズミ:体感してないのにっ!?コラッ!!
リエ:最後までわからんかった…。
アズミ:食事がおいしくなるって聞くと、経験できない分うらやましいな。
お酒が飲めなくても体験できる未知なる世界
アズミ:空いちゃったわ。オレンジ一本空いちゃいましたー!
カオル:次もし生まれ変わるとしたら、お酒が飲めるようになりたい?
アズミ:あ〜、それはなりたいな〜。飲めるようになってみたい。酔ってみたいもん。
カオル:ふわぁってなる感じとかなってみたい。
アズミ:すぐ気持ち悪くなっちゃうからさ、楽しそうな感じがないから。
リエ:すぐ寝てるかどっちかやもんね。
アズミ:福部長が「日本酒は塩だけでいける」「向こう側がある」って言ってたからさ。(それ)どこー?向こう側って?
カオル:それは世界が変わるの?
リエ:そのパラダイスはどこなんですか?
アズミ:オレンジジュースには向こう側がないんですよ。福部長、向こう側ってどこですか?
リエ:烏龍茶にも向こう側ない。
(ココでいきなり振られた福部長も参戦!)※福部長:日本酒大好き!→ 福部長の記事はコチラ
福部長:悪いけど、もうそれ、いってるよ。
全員:え〜、わたしたちいってるの!?
アズミ:これ、いってるんですか。認定入りましたっ!!
全員:オレンジジュースでもいける。イエーーーイ!!!乾杯ーーー!!!
カメラマン:いってた、いってた。
(周りからもヤジ入る)
アズミ:ヤッターーー!!どういうこと?日本酒みたいなこと?
福部長:オレンジジュースハイになってるから。
カメラマン:オレンジジュースハイって言葉がもうっ(笑)。
福部長:要するにお酒なんてコミュニケーションで、“飲みニケーション”の一種やから。
アズミ:今、私たち新しい世界に突入。これでいいんだって。オレンジジュース一本空けちゃったから。
リエ:でも、なんか笑いをとれる武勇伝とかないやん。
アズミ・カオル:ないないないない。
リエ:眼鏡踏みつぶしとったとか、銀座の大通りで寝とったとか、武勇伝がないやん。
アズミ:友達テキーラを飲みすぎて、東京の渋谷の道玄坂をでんぐり返しで転げ落ちて血だらけになったっていう。何回も聞かされた。
リエ・カオル:(爆笑!)
カオル:ネタがないよね、確かに。
アズミ:武勇伝ほしーーーい。欲しい、欲しい。
リエ:なんか酒の勢いで、道玄坂転がり落ちたって笑えるけど、素で道玄坂転がり落ちたらタダのドンくさい奴やん。
アズミ:みんな武勇伝持ってるもんね。
カオル:次、武勇伝つくろっか。
\ 下戸武勇伝 /
アズミ:それ、ふつうのひとやな。飲んだフリをして何かする?記憶をなくしてみる?
リエ・カオル:や、やばい、やばい奴。
アズミ:下戸の締め言葉やる?
カオル:川柳?五七五作ってみる?
アズミ:飲めるなら 作ってみたい 武勇伝
全員:すばらしい。カンパーーーイ!!!
みなさん、ありがとうございました!