PONSYU CAMP アウトドア酒のたのしみ

文:いしづかたかこ

アウトドアで飲むお酒ってビールや発泡が定番だけど、日本酒だって飲みたい!海や山、ちょっとした庭先…いつもとは違う場所だからこそ、いつもとは違う日本酒のたのしみが見つかるはず。

– ぐい呑み –

香りと旨味の引き立つ

金属と釉薬でできたホーローは、お鍋や保存容器に使うものだと思っていた。匂いや味移りしないから、お酒本来の味を味わえるんだって。ポテッとした丸みとしっとりとした質感がかっこかわいい。

PC015 GUINOMI UMAKUCHI(Platchamp

– 枡 –

いつでもどこでも連れてって

お米1合を量るときに使っていた枡がお酒を飲むものだと知ったのはずいぶん大人になってから。近ごろ木製コップが流行っているけど、日本だってこんなにいいものがあるじゃない。

オトモシマス(枡工房桝屋

– ボトル・お猪口-

脱スプーン味

スプーンとか鉄臭い味ってキーンとして苦手。チタンって金属は味がないからお酒の味が変わりにくいんだそう。お気に入りのアノお酒を持っていきたいけど重たいなって時にフタつきの入れ物はものすごく重宝する。

酒筒(さかづつ)Titanium/お猪口 Titanium(Snow Peak

– 熱燗セット –

外だからこそ吞み交そう

お酌をするのも日本酒の楽しみのひとつ。ポットで簡単に温めるのもよし、ちろりでじっくり温めるのもよし。寒い日には燗を酌み交わして体を温め合えば、二人の距離もグッと縮まる。

携帯・アウトドア熱燗セット (株式会社ロゴスコーポレーション

– 燗器 –

室内だけじゃない和レトロ

温泉宿に置いてありそうなどこか懐かしい燗器。取っ手は持ち運びに便利で、ちろりはフタつきだから虫が入ることもない。ちろりも陶器も木枠も純国産というのもミソ。

卓上式ミニかんすけ・匠(サンシン

– クーラー –

冷えてこそスパークリング

暑い日には冷えた炭酸を飲みたい!欲求は膨らむばかり。最近は飲みやすいスパークリング日本酒の種類も増えてきていて、選ぶ楽しみも増えました。炭酸の有無を気にすることなく選べるの最高!

クラシック真空グロウラー(STANLEY

‐ グリル ‐

屋台スタイルでとことん飲む

炙りと調理が同時にできるなんて屋台みたい!焼き鳥しながら飲むのってお酒のみの憧れ。炙り台が燗炉の左右に分かれているから、同時に2品つくったり、ふたりで調理したりと楽しさ2倍。

炙二郎(あぶりじろう)(Hilander

‐ 燻製器 –

手軽に本格派おつまみを作る

本格的な手間暇かけたアウトドア料理にもしたい。ハードルが高くてなかなか手を出せない燻製が、手軽に短時間でできるならどんどんやっちゃう。充電式だから場所を選ばないのもいい。

IBUSIST燻製機(IBUSIST

ぽんキャン コラム1

いつもと違う燗をしよう

焼いて、入れる。たったそれだけ

ヒレ酒と言えば「フグ」が有名。実は、アゴ(トビウオ)、カツオ、ハタハタなど他の魚でもできるんだって。炙ったアツアツのヒレを酒器に入れて酒を注げば、出汁の効いた温かいヒレ酒のできあがり。

これぞまさにアウトドア

九州には「かっぽ酒」と呼ばれる燗がある。薪を燃やし、酒を注いだ竹筒をあぶると熱々の燗のできあがり。温まるときに『カッポ、カッポ』と音がすることから「かっぽ酒」と言うそう。木と竹だけでできる素朴で粋な飲み方だ。

‐ ホルダー –

重たい瓶は担げばいい

酔っぱらって手元がおぼつかなくてうまく注げなかったり、うっかり落としてしまったり…。ストラップで瓶を肩に吊るせば落とす心配なし!注ぐときには持ち手もついているから重い瓶もへっちゃら。四合瓶用もあります。

一升瓶ホルダー(本橋テープ

‐ 風呂敷 ‐

おみやげ感を演出しよう

1枚の布で何通りの包み方もできる風呂敷。瓶だって包めます。布がクッションにもなって、取手もつけられるから携帯性バツグン。見た目もオシャレで気分も上がります。一升瓶なら90cm角がオススメ。

大風呂敷「酔い猫」(JIKAN STYLE(宮本株式会社)

– キャンドル –

飲んではいけないカップ酒

夜キャンプには、ランタンやおしゃれなライトで雰囲気を出したい。キャンドルもいいよね。お酒と思わせといて実はローソク。ほんのり照らして、いい雰囲気と笑いを誘おう。

ワンカップ大関ローソク(カメヤマ

‐ チェア –

座ってられなきゃ寝てしまえ

ハイ、ロー、ベンチ。いろいろなイスがあるけれど、飲んだ後のことを考えるなら、酔っぱらったときに転ばないのがいい。直に地べたに座るなら転倒する心配もなし。背もたれを倒せば横にもなれる。これぞ究極のローチェア。

クレイジークリーク HEX2.0 パワーラウンジャー(A&F

ぽんキャン コラム2

アウトドアにどんな日本酒もっていく?

– アルミ缶の日本酒 –

少しだけ飲みたい

たくさんは飲めないから、少しだけでいい。酒器なしでそのまま飲める缶タイプ。川で冷やしても○寒い時期は蓋をとって湯煎で温めても○

香るうまくち原酒(白鶴酒造

‐ パウチパックの日本酒 ‐

荷物を減らしたい

キャンプって荷物が重いし、ゴミがたくさん出るのが困る。パウチパックのお酒なら軽いし、飲み終わったら小さくたたんで捨てられるから、超ラクちん!!

GO POCKET(津南醸造

‐ アウトドアのために開発された日本酒

こだわりたい

キャンプに慣れたらオリーブオイルやスパイスを使った料理もしたくなる。がっつり系のキャンプ飯にこそピッタリなお酒が各酒造会社から出ているから、料理に合わせて日本酒を選ぶのも大あり。

Takibi S”ake(焚火じゃけぇ)(天寶一