オメでたい頭でなによりのライブは、踊念仏みたいだった。

なんで笑ってしまうんだろ(丸という形の持つ意味)

話はバンドを結成して約一年後のインディーズ時代にさかのぼる。バンド初のミニアルバム『〇』を発売。ジャケット一面には力強く一筆書きされた大きな輪が印象的。シンプルなデザインからは、初めの一歩を踏み出す瞬間の気概のようなものを感じる。


赤飯: たまたま全部の曲に共通して『まる』というシンボルが浮かぶよねってことで、作ったアルバムタイトルが『〇』というのものになったので、「やっぱり、まると言えば白鶴さんやないか!」ということで、「よし、これ伝えに行こう!!」となって、白鶴さんにアポなしで乗り込んで、ピンポン・ピンポン・ピンポン!!!って。

メンバー: アポは取ったわ!!(笑いながら口々に)。

ミト充: ちゃんと(さすがドラマー、きっちり締める)。

ぽにき: 曲に関して人のご縁とか、人の輪とか、大団円とか。白鶴さんのみんなで『まるー!』ってしているCMと、僕らはいつもライブの後にお客さんと一緒に写真を撮るんですけど、その絵とかぶるようで全てがイコールに繋がって

ⅿao: ライブでお客さんが円になって踊るっていうのとか、一番最初の『0番目のアルバム』って言う意味もこめて『〇』っていうアルバムを作りたくて。

赤飯: ご縁を感じたんですよ、エンがテーマなので。

まるの話になると、みんな声を上げて笑う。お話しを聞いているだけで、その時のテンション具合が伝わってきます。

ぽにき: まだ、インディーズだったんで、何も怖くなかった。

赤飯: でも、行ったら行ったで、大人しく話を聞いて。「あー、こうやってお酒を造ってはったんですねー」って。

で、あの酒樽?

ⅿao: たるにいたる

ぽにき: カウントダウンイベントのライブがありまして、その時に「アンプ(スピーカー)に酒樽をはめてやりたいよね」って発想が出て。やっぱり年明けって日本酒じゃないですか。で、ご相談したらすごくご協力いただいて。全てが繋がっていますね。

酒樽の母でもなければ子でもない私ですが、実物を見てしょっぱい思いはしたくない。しかし、丁寧な仕事と工夫がされたタルニイタル君は(勝手によびました)は、とてもスイートだった。それにしても『〇』という形はとても不思議。目に見えるもの、見えないものも前向きな形としてイメージしやすい。「あなたは、マル!」って言われるとテヘってね。肯定感?だからこんなに笑っちゃうのかなあ。

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とっておきの隠し味(喜びの共有手段)