イベントレビュー

大人もこどもも、遊んだりのんびりしたり 〜白鶴御影校〜

文:にしごやゆみこ

御影伝統文化祭に夫、小1の息子と3人で参加してきました。
オープニングはお正月の定番、獅子舞の登場!みんなじーっと見つめていましたよ。
続いて、白鶴酒造のきき酒鑑定人、植田さんよりお酒のお話。灘五郷でお酒造りが栄えた理由や、日本酒について、スライドで教えていただきました。

そして始まった、参加者なんと100人の巨大すごろく。干支のチームに分かれて、子供たちがサイコロをふり、進んだコマに書いてある遊びをします。
お正月の歌、日本酒クイズ、お手玉やコマまわしなどの昔遊びもありました。
ゴールした後は、つきたてのお餅とお酒や甘酒を受け取って、お昼ご飯となりました。畳の上で、同チームだった初対面のご家族と親しく話す姿も見えましたよ。息子は同じチームの男の子と甘酒で乾杯していました。
時々登場する獅子舞に、初めは泣いていた子供もいましたが、どんどん積極的に頭を噛まれに近づいて行くようになりました。
親子でけん玉や羽根つきをしたり、その場で出会った子供同士が遊んだりと、「今この場で同じひとときを過ごしている」なんともいえない暖かさ。
あぁ、お正月って、こんな感じ。

午後は書道家の香蘭さんによる書初めパフォーマンス。彼女の「創作的な書」というのは、お手本通りでなく自分が好きなように書くのだとか。その後の書初め体験でも、「今日は思うように書いてね。」と。書道って、自由なものなんですね。
大人はきき酒体験をして、きき酒の仕方を教えていただき、最後はお酒の○×クイズがありました。
獅子舞の中のひと、美絵さんは「獅子頭って神様なんですよ。郷土芸能を大切にしたい、伝えていきたい」と話してくれました。

家族が一緒に過ごして遊んで、他世帯や、多世代とともに過ごした1日。昔の親戚の集まりって、こんな風に色んなことをして、遊んだりのんびりして、時をともに過ごしていたなぁと思いました。
100年後のお正月も、こんな風に、ほろ酔いの大人のそばで、子供たちがめいめいに遊んで、暖かくてのんびりした時が、流れていますように。

主催  :白鶴酒造株式会社
企画運営:一般社団法人リベルタ学舎

【協賛】
畳   :前田畳製作所/5日で5000枚の約束。 http://www.maeda-tatami.com

【協力】
お餅つき:灘チャレンジ実行委員会 https://www.facebook.com/nadachallenge/
昔あそび:認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸 http://www.cskobe.com

獅子舞 :美絵 https://www.facebook.com/mie.oosawa.9
書道  :香蘭(「STYLE 香蘭」主宰) http://kouran.co
あんこ :株式会社松原製餡所 http://www.macan.co.jp
きな粉 :株式会社有田屋 http://aritaya.co.jp

白鶴御影校 御影伝統文化祭
「100年後も続けたい! 家族がつながる日本のお正月」
日本のお正月は、家族で楽しむものがいっぱい!
世代を超えてつないでいきたい「お正月ならでは」の行事に昔あそび、伝統文化。
こどもたちに体験したり、かぶりつきでプロのパフォーマンスに触れてもらう1dayイベントです。
今や数少なくなった、大人とこどもがともに集い、遊び、食卓を囲む機会でもある「お正月」を、つきたてのお餅と日本酒・甘酒のふるまいを片手に、親子で体感していただきます。
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