文:いしづかたかこ
料理は毎日するけれど不得手極まりない。子どもたちが幼かったころは、体にいいもの、おいしいものを食べさせたいと手作りにこだわった。でも、「これ食べない」「おいしくない」と文句が増えていき、堪忍袋の緒が切れた。あー、もうめんどくさい!今は、理想よりも楽さを選ぶようになり、家族全員完食と、簡単に調理を済ませることを優先している。
私自身は、和食が好きで、醤油、みりん、砂糖、酒。この4つがあればなんとでもなる!と思っている節がある。洋中も作るが、共通しているのは料理酒を使うこと。ワインみたいに癖がないし、自己流で調味料も具材の量を計らずに適当に入れても、料理酒を入れるだけで時間をかけて作ったような深みのある味にしてくれるから手放せない。
ところで、私の料理は祖母の味に似ているらしい。でも、祖母は酒嫌いで料理に酒類を使わない。祖母はおおざっぱではあるが、手抜きをせず下ごしらえをしっかりしたりじっくり煮込んだりする。ちょっぱやの私とは真逆なのに、どこか祖母の味がするというのだから気恥ずかしくもある。
コクと旨みたっぷりの料理の清酒
有機酸が生臭みを消して風味よく
料理をおいしくするために、コクと旨みたっぷりに仕上げました。食塩ゼロ(※)のため料理に余分な塩味がつかず、魚料理や肉料理など、さまざまな料理に使えます。
有機酸が生臭みを消して風味よく
料理をおいしくするために、コクと旨みたっぷりに仕上げました。食塩ゼロ(※)のため料理に余分な塩味がつかず、魚料理や肉料理など、さまざまな料理に使えます。