イラスト:十倉里佳 文:大森ちはる
精米は、お酒づくりの最初の工程。「文献的な証はないですけれど。より洗練されたお酒をつくりあげていくために、あえて”磨く”と表現するんじゃないかと私は思っています。不要な部分を除去する……やっていることは”削る”に変わりないですが、心意気ですかね」。白鶴酒造精米工場長の水谷さんはそう教えてくれた。「千粒重(せんりゅうじゅう)なんぼや」。例えば精米歩合50%のお酒をつくるとして、規格の「50%」が指すのは見かけの50%だが、それをいかに真精米歩合50%に近づけて次の工程(蔵)に届けるかが、精米工場の技術なのだそう。
執筆者プロフィール

- 夫とひよこ(娘・4歳)と3人暮らし。2017年春、新卒以来10数年勤めたシステムエンジニアの仕事を離れました。機嫌よく気前よく、生きたい・書きたい・働きたい!
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